マイルを貯めて欧州サッカーを観戦するblog -3ページ目

東京ダービー、厳戒態勢

9日に行われるFC東京対東京Vの東京ダービーが厳戒態勢の元で行われる事となった。

FC東京は16位と低迷、東京Vは2戦連続7失点負けと、両チームのサポーターは非常に

ピリピリしていた状態となってたが、追い打ちをかけるようにFC東京のサポーターが東京V

側のサポーター席へ乱入するという情報が一部ウェブサイトで流れた。


このような状態を憂慮したFC東京側は警備員を通常の2倍配置する事を決定。

警察官も増員し、スタジアム近くにある榊原記念病院から医療チームを派遣するなど

最高度の警戒態勢の下で試合が行われることとなった。


また、持ち物チェックも厳重になり、入場が遅れることが予想されているので早めの入場を

心がけた方が良いと思われる。

ベッカム夫妻のギャラ、5億円也?

ロンドンへの五輪招致が決まったが、シンガポールでの招致活動に大きな役割を果たしたのが

ベッカム夫妻である。シンガポールではメディアにも多く露出し、ロンドンの良さを積極的にアピ

ールしていた。

この夫妻の活動は、基本的にボランティアとなっており活動に関するギャラは支払われない

模様であるが、五輪招致で積極的に動いていたマーケティング会社より間接的な形でギャラ

が支払われる模様だ。

その額がなんと日本円にして5億円にもなるという予想がされている。

シンガポールでの滞在費用などなどは夫妻の持ち出しで、数千万円にもなっているようである

ので、これくらいの報酬はあっても当然か。


浦和のエメルソン、バイエルンミュンヘンへ

何かとお騒がせのエメルソン(浦和)だが、バイエルンミュンヘンへの移籍が確定的となった。

トラブル続きのエメルソン放出は既定路線。移籍金も十分出るという事で、浦和もバイエルンも

納得して順調に移籍交渉が進んだ模様だ。


エメルソンの今回のトラブル、家族の事情もあったようだが、これだけチームに不義理を働いた

にも関わらず有力チームへ移籍できるとは、エメルソンにとってもおいしい話であったようだ。



ソフトバンクは欧州4大リーグを携帯へ配信

海外サッカーの配信ビジネスが激しくなってきた。

ソフトバンクはイタリア・セリエA、独ブンデスリーガ、イングランド・プレミアリーグに

加え、スペイン・リーガエスパニョーラの携帯向け映像配信権を取得した。


個人的には、サッカーの携帯向け映像配信は大きなビジネスにはなりにくいと考えている

のだが、(画面の小ささやバッテリーの持ちが解決されていないので)ソフトバンクは携帯

向けだけでなく、ネット配信も視野に入れているであろうから、先日の記事にあったように

NTTグループとの競争に向けた布石となるであろう。


ぷららがセリエA放映権を取得した理由

ぷらら というインターネットプロバイダーが、セリエAの国内放映権を取得した。

セリエAの放映権は非常に高額で、以前にもWOWOWとスカパーが争奪戦を

繰り広げるなど、かなり大きなビジネスとなっている。

ちなみにスカパーがセリエAの放映権を取得した際には20万件以上の加入者増が

あったというから驚きである。


さて、今回放映権を取得したぷらら(正式社名はぷららネットワークス)であるが、

プロバイダーとしては大手の一角を占めており、なかなかの規模を持つ。

だが、単独でセリエAの放映権を取得できる程経営に余裕がある会社ではない

だろう。決算が非公開なのであくまで予想であるが、売上高150~200億、経常利益

が5億円~10億程度であろう。


この規模の会社が年間10億円以上とも言われているセリエAの放映権料を取得する

のは容易な事ではない。

この裏には、親会社であるNTTグループの存在が見え隠れする。

ぷららは元々NTT東日本を母体とする会社であり、現在も筆頭株主はNTT東日本で

ある。また、NTT西日本などのNTTグループ各社も株主となっている。


ぷららは4th MEDIA というサービスを行っているのだが、これはいわばインターネット回線

を通してテレビ番組を配信するサービスである。乱暴に言えば、スカパーと同じようなサービ

スである。

NTT東西は光ファイバーを売り込むためのネタとして、この4th MEDIAを積極的に売り込んで

きた。光ファイバーほどの高速回線をフルに生かせるサービスは映像配信くらいしかないのである。


だが、4th MEDIAまで契約するとかなりな金額がかかる上、決定的なコンテンツを提供できて

いなかった。

4th MEDIAの最大のライバルである、Yahoo!BBのBBTV がかなり契約者数を伸ばし、驚異と

なってきただけに、一発逆転を狙ったのが今回のセリエA放送権取得という訳である。


このように、NTT東西の光ファイバー売り込みという思惑があるため、今回の件に関してNTT東西

から何らかの援助(特に資金面)が有ったことは想像に難くない。


現在、NTTグループのブロードバンド戦略を担う会社は、ポータルサイトgoo を運営するNTTレゾナント

であるが、こちらは屋台骨であるgooの立て直しに必死であり、セリエAにまで手が回らないという状況

のようだ。


このような経緯から、ぷららが放送権の取得に至ったようである。


いずれにせよ、サッカーファンにとって、ネット経由でもセリエAを見ることができるようになるのは

望ましい状況である。